このシリーズは僕が大好きなベーシスト、
ヴィクター・ウッテン(Victor Wooten)の
ショート動画(Words of Wisdom)を紹介・解説するものです。
毎回たった数分だけど、
「ベーシストとしての在り方」
「音楽や人生をどう豊かにしていくか」・・・etc
人生に響く大事なメッセージが込められています。
Words of Wisdomシリーズはまさに名言集です。
ベーシストに必要な心構えや、マインドセットを学べるので、
ぜひ本編も見てみてください!
今回の動画は、
#1「母からの教え:ただの良いミュージシャンではなく、良い人間でもあれ」
- 良い人であることが最も大切なこと
- スキルや技術に加えて、自分自身の内面も磨くことが大事
- 良い人でなければチャンスを掴んでも活かせない
僕が最初に見て本当に衝撃を受けた一本です。
「世界トップのベーシストがそんな根性論みたいなこと言うの?」
って驚いたけど、見たらめちゃくちゃ納得しました。
もし、これを10代のときに見ていたら全然響かなかったと思います。
今、20代後半になって見ると、
「あぁ、確かになぁ…」ってすごく響きました。
音楽も、仕事も、人生も「結局、本質は同じなんだな」
って気づかせてくれた本当に大事な動画です。
「良いベーシストじゃなく良い人になれ」完全和訳

よく聞かれるんですよ。
「どうしたらライブの仕事がもらえますか?」
「何を練習すれば上手くなりますか?」ってね。
それに対して私が、
「そのために何をしてるんだい?」と聞くと
大体の人が、
「演奏スキルを磨いてます!」とか
「頼りにされる存在になろうとしてます!」とか
「クリエイティブな自分だけの何かを探してます!」って答えるんですよね。
もちろん全部すごく大事なことです。
でも、私が「ミュージシャンにとって一番大切なことって何ですか?」
って聞かれたら必ず母の言葉を答えます。
母はいつもこう言ってました。
世界に良いミュージシャンはもうたくさんいる。
でも本当に必要なのは良い人間だよ。
私も本当にそう思います。
もちろん「良いミュージシャン」が増えるのは歓迎です。
ただし、「良いミュージシャン」になるために、あなたの時間・お金・努力を注ぐのなら、
それは同時にあなた自身を「より良い人間」にしてくれるものであるべきだと思います。
私の経験から言えることですが、
音楽を通して自分が「より良い人間」になれたとき、
その音楽を聴く人たちも「良い気持ち」になれるってことです。
考えてみれば、
そういった「人と人をつなぎ合わせること」が音楽の役割ですからね。
だから、テクニックや理論、スキルを磨いたり、
楽器の練習やライブを重ねるのも大切ですが、
それと同じくらい「自分自身」を磨いてほしいんです。
「あなたはどんな人間ですか?」
「いい人ですか?」って自分に問いかけてほしい。
確かに素晴らしいスキルや技術は、
チャンスを与えてくれるかもしれません。
次のステージへの扉を開けてくれるかもしれません。
でも、そのステージに残り続けられるかを決めるのは、
「人としての在り方」なんです。
冗談みたいですが、本当なんですよ?
人間は、そばにいて心地いい人と過ごしたいと思うものです。
一緒に仕事したい人、ツアーで旅を共にしたい人も…
同じですよね?
例えば一緒にツアーに出てお互い性格が合わなければ、どちらかが降ります。
もし、その相手が私だったら……私が残るでしょうね(笑)。
だからあなたも、自分自身を磨いてください。
Victor Wooten名言に学ぶ|ベーシストのマインドセット

今回のメッセージは、
「良いベーシストである前に、良い人であれ」
音楽と関係なさそうですが、
めっちゃ本質を突いた言葉だと思います。
音楽は人と人をつなぐコミュニケーションです。
一人では成り立ちません。
特にベースはアンサンブルの土台を担い、
仲間を活かす存在です。
またVictor Wooten曰く、
「良い人の音楽は聴き手を気持ちよくさせる」とのこと。
演奏者の気持ちや思いは不思議と音に出ます。
焦っている時や不安な時は演奏もぎこちなくなるし、
逆に心が整っている時の演奏は自然と気持ちよく響く。
誠実さや思いやりも同じく、
必ず音に表れて聴き手に伝わります。
だからこそ「良い人であること」は、
そのまま「良いベーシストであること」にも直結します。
どれだけ技術があっても人間性が伴わなければ聴き手の心は動かせないし、
人間性が無いと一緒に演奏してくれる仲間も減っていきます。
テクニック以上に「人としての在り方」こそが、
演奏の深さや表現力に直結してくると思います。
ベーシストが実践できる「良い人」になる方法

「じゃあ、良い人って具体的になに?」って思いますよね。
結論だけ言うなら、
「信頼できる人」を目指すのが一番です。
まず、「この人なら仕事もプライベートも任せられるな」
って思える人を思い浮かべましょう。
次に、その人だったらどう動くかな?どう話すかな?
を考えて真似してみる。
これがシンプルで一番効く実践方法だと思います。
僕が実践している例を出すとこんな感じです。
- リハーサルやセッションで仲間を尊重する
音量やリズムのバランスを意識して、相手の演奏をちゃんと聴く。
相手がどう表現したいかを汲み取って、自分にできる最大限で応えることが一番の敬意。 - 演奏以外でも誠実にふるまう
挨拶や感謝を忘れない、約束を守る。当たり前だけど超大事。
正直、技術より「また一緒にやりたい」と思わせる人柄の方がずっと価値がある。 - 「支える意識」を持って弾く
ベースはバンドの土台。目立つのは悪いことじゃないけど、役割を放棄するのはNG。
ギターやボーカルが映えるときは引き立てる、盛り上がりどころは勢いをつける。
演奏は一人じゃなく、みんなで作るもの。
こういう小さな積み重ねが、
「信頼される良い人」=「良いベーシスト」につながるんだと思います。
結局、仕事も音楽もいちばん大事なのは「人」なんですよね。
まとめ 良い人であることが良いベーシストへの近道

Words of Wisdom #1のメッセージは以下の通りでした!
- 良い人であることが最も大切なこと
- スキルや技術に加えて、自分自身の内面も磨くことが大事
- 良い人でなければチャンスを掴んでも活かせない
Words of Wisdomシリーズはいつも、
音楽だけでなく人生にも大きなヒントを与えてくれます。
ベースを弾く上でも、人として生きる上でも、
「まず自分が良い人であること」が本当に大切だと思います。
あなたにとって 「良い人であること」 は、
どんなイメージですか?
動画を見て、どう思い・感じましたか?
ぜひコメントやSNSでシェアして教えてください!
みんな、ベースやろうぜ!
コメント