【初心者向け】エレキベースのチューニング方法を分かりやすく解説!

初心者向け🔰

「ベースのチューニングってどうやるのが正解なの?」
「そもそもチューニングってなに?」
「毎回チューニングに時間がかかる…めんどくさい…」

ベースを始めたばかりの頃は、正しいチューニングのやり方もわからず、
とりあえずアプリを入れてみたものの全然反応せず…
最初の練習すらまともに進まない、なんてこともザラです。

でも、正しい知識とチューナーさえ手に入れば、
誰でも確実に・素早く・正しいチューニングができるようになります。
実際に僕も、初めてクリップ型チューナーを使って「え、こんなにラクなの!?」と感動した一人です。

この記事では、
「初心者向けのチューニング方法」から「おすすめのチューナー」まで、初心者ベーシスト向けにまるっと解説します。

この記事で分かること
  • 初心者がまず覚えるべき基礎知識
  • チューニングのやり方
  • おすすめチューナー

この記事を読めば…
・チューニングにかかる時間を激減させられます
・練習時間も増えて上手くなるし、ベースが楽しくなります

最初でつまずくのは本当にもったいない!
これからの練習・バンド活動を思いっきり楽しむために、
この記事を読んで「最初の壁」を一緒に乗り越えましょう!

初心者がまず覚えるのは音名

チューニングで最初に必要なのは、
「音を合わせること」じゃなく「音の名前(=音名)」を知ることです。

音名を覚えていないと、そもそもチューナーの使い方すら分かりません!

チューナーには「C・D・E・F・G・A・B」といった、
アルファベット(音名)が表示されるので最初に覚えていきましょう。

まずアルファベット音名に慣れる

チューナーでは「ドレミファソラシド」ではなく、
「C・D・E・F・G・A・B」というアルファベット表記が使われています。

  • ド = C
  • レ = D
  • ミ = E
  • ファ= F
  • ソ = G
  • ラ = A
  • シ = B
  • ド = C(1オクターブ上)

基本のチューニングは「E・A・D・G」

ベースは一番細い弦を「1弦」として、
弦が太くなるほど「2弦、3弦、4弦…」となります。

4弦ベースの基本的なチューニングは一番太い4弦から順に、

  • 4弦 = E(ミ)
  • 3弦 = A(ラ)
  • 2弦 = D(レ)
  • 1弦 = G(ソ) です。

この 「E・A・D・G」 の並びをまずは覚えておきましょう!
どの弦にどの音名が対応しているかがわかれば、迷わずチューニングできます。

この「E・A・D・G」の状態をレギュラーチューニングと言います。

初心者向けの基本的なチューニング方法

初心者向けのチューニング手順は以下のとおりです。

基本的なチューニング方法
  1. チューナーを用意する
  2. 開放弦を(指板をどこも抑えずに)1本ずつ鳴らす
  3. 4弦から1弦の順でペグを回して、指針を中央に合わせる
  4. 完全にチューニングできるまで2~3の手順を繰り返す

焦って速く回すとネックの負荷になったりペグを痛めてしまうので、
音が目標音に近づいてきたらゆっくり調整するのがポイントです。

チューニングを合わせるときは音程を上げていく状態(ペグを締めて)で合わせるようにしましょう。
音程を下げていく状態(ペグを緩めて)チューニングすると、演奏中に音程がずれやすいです。

実際にチューニングする様子を見るとわかりやすいです!
ベーシストYouTuber くぼあつし さんの動画が一番わかりやすいと思います👇

チューニング前の注意点4つ

チューナー設定は「クロマチックモード」にする

チューニングの際はチューナーを必ず、
「クロマチックモード(全音表示モード)」に設定しましょう。
最近のチューナーはほとんどがクロマチック対応なので心配ないですが、
もし迷ったら、この記事で後ほど紹介するおすすめチューナーの中から選べば間違いありません。

演奏する曲のチューニングを事前に確認する

演奏する曲のチューニングは必ず事前に確認しましょう。
事前に調べずにコピーを進めていって「あれ?なんか音が合わないぞ…?」と途中で気づくと、
覚えたフレーズ・ベースラインが全部パーになります。
コピーを始める前に必ずコピー曲のチューニングをチェックしましょう!

#(シャープ)/♭(フラット)の意味も覚える

「音名:CDEFGAB」を覚えるのと同時に、
「#(半音上げ)/♭(半音下げ)」についても意味を覚えましょう。

変則的なチューニングをする際に、
「#(半音上げ)/♭(半音下げ)」の意味を理解していればスムーズに進みます。

特にロック・メタル系の音楽や、
ジャズ系の音楽では変則チューニングが使われることが多いです。

Hz設定が440Hzになっているか確認する

チューナーを見ていると「440Hz」って数字が出てくることがあります。

結論から言うと、
設定は「440Hz」でOK
初心者は特に設定を変えなくて大丈夫

ほとんどのチューナーは最初から「440Hz」に設定されているので、
そのまま使って大丈夫です。

「Hz(ヘルツ)」は1秒間に音が振動する回数のことです。
チューナーの「440Hz」は A(ラ)の音程を表していて、
A(ラ)の音が1秒間に440回振動している状態が「440Hz」になります。

初心者が迷う変則チューニング

曲によっては「ドロップD」や「半音下げ」など、
レギュラーチューニングとは違うことがあります。
最初は戸惑うかもしれませんが、仕組みを理解すれば怖くありません!

ここでは、よく使われる2つのチューニングについて解説します。

ドロップDは「4弦のみをDに下げる」

ドロップDチューニングとは、
4弦(いちばん太い弦)のみを「E」から「D」に下げるチューニングです。

  • 4弦:D(通常はE)
  • 3弦:A
  • 2弦:D
  • 1弦:G

ドロップDチューニングはロック・メタル系などでよく使われます。
4弦だけ低いので全体のチューニングも狂いやすいです。
何曲もドロップDで演奏する時はこまめにチューニングしましょう!

補足:「ドロップ○○」の意味
「ドロップD」や「ドロップC」といった「ドロップ」という言葉は、
他の弦(1〜3弦)はそのままにして、4弦だけを下げるという意味です。

半音下げは「全ての弦を半音下げる」

半音下げチューニングは、
すべての弦を半音ずつ下げるチューニングです。

  • 4弦:Eb
  • 3弦:Ab
  • 2弦:Db
  • 1弦:Gb

半音下げチューニングはパンク・ソウル系などでよく使われます。
ボーカルの声の高さに合わせて、全体の音を少し下げる時にも使われます。

初心者が知るべきチューナーの種類と特徴

ベースを始めたての人は特に、
「まだ、チューナーを持ってない」
「チューナーっていっぱいあるけど、結局どれを使えばいいの?」
って人が多いと思います。

これからチューナーを買いたい初心者が安心して選べるように、
チューナーの種類と特徴をわかりやすく紹介します。

結論、まだチューナーを持っていない初心者には、
「クリップ型」の購入をおすすめします!

将来的にライブやバンド活動を本格的にやる予定なら、
ペダル型チューナーも選択肢に入れてOKです!

タイプメリットデメリット
クリップ型安くて使いやすいボタン電池が必要
ペダル型より若干精度が低い
ペダル型精度が非常に良い電源・シールドケーブルが必要
価格がやや高い
スマホアプリ型無料で使える精度が低い
環境音に弱い

初心者にはクリップ型チューナーがおすすめ

クリップ型チューナーとは、
ベースのヘッド(先端)に挟んで使うタイプのチューナーです。
「楽器に挟むだけ」で使えるので初心者も簡単にチューニングできます。

初心者にはクリップ型チューナーを断然おすすめします。
2,000~3,000円で買えてコスパも良いです。
最初の1台にぴったりです!

軽くて小さく、服のポケットにも入るので、
通学先・スタジオどこでにも持っていけるし、
すぐに使えるのが本当に便利です。

クリップ型チューナーなら、特に以下の2つがおすすめです!

おすすめクリップ型チューナー
  • BOSS:TU-05/初心者~上級者までオススメ
  • PLANET WAVES:new Micro Headstock Tuner/超小型・超軽量のスマート型

BOSS:TU-05

出典元:イケベ楽器 様(国内最大級の品揃え!楽器を買うなら【イケベ楽器】)

初心者から上級者まで、
すべてのベーシストにおすすめできる万能クリップ型チューナーです。

まず最大の魅力は、USB充電式のバッテリー内蔵タイプであること!
よくある「電池切れ」や「電池交換」の面倒さが無くなります。
USB充電式なので自宅・スタジオ・大学のどこでも充電できるので、
充電切れで使えない心配もないし、電池を買わないので経済的です。

さらに、クリップ型で反応しにくい5弦ベースにもきちんと対応しています。
「せっかく買ったのに、チューナーが反応しない…」って心配はないです。

そして何より、大きめのディスプレイが超見やすい!
暗いスタジオでも見やすいので、初心者でも安心して使えます。
最初の1台としても、買い替え候補としても間違いない選択肢です!

👉 BOSS:TU-05の詳細・購入はこちら(イケベ楽器)

PLANET WAVES:new Micro Headstock Tuner

出典元:イケベ楽器 様(国内最大級の品揃え!楽器を買うなら【イケベ楽器】)

超軽量・超小型の高性能チューナーです。

クリップ型の中でもトップクラスに小さくて軽いので、
一度ヘッドに装着すれば、付けていることを忘れるくらい馴染みます。
演奏中つけっぱなしでも邪魔にならないので、何回も着けたり外したりせずに済んでラクです。

「小さい=見づらい」と思われがちですが、
ディスプレイはフルカラーでとても見やすいです。

普通のクリップ型チューナーを付けてると「the 初心者」に見えますが、
これなら目立たないので小慣れ感が出ます。

クリップ型としては若干価格帯は高めですが、
価格に見合う十分な精度と使いやすさを備えています。

👉 PLANET WAVES:new Micro Headstock Tunerの詳細・購入はこちら(イケベ楽器)

バンドを始めた初心者にはペダル型チューナーがおすすめ

ライブやバンド活動が多くなってきた人には、
ペダル型チューナーの購入をおすすめします。

ペダル型チューナーとは、足元に置いて使うタイプのチューナーです。
シールドケーブルをつないで使うため、電源が必要になります。

ペダル型はクリップ型よりもチューニング精度や感度が良く、
ステージ演奏など、素早く正確に音を合わせたい場面で大活躍します。

バンドのライブでは何曲も演奏するのでチューニングがズレていきます。
足元にチューナーがあればすぐに対応出来て便利だし、
クリップ型の初心者感も出ないのでステージ映えします。

ペダル型チューナーなら、特に以下の2つがおすすめです!
併せておすすめのACアダプター(電源コード)も紹介します。

おすすめペダル型チューナー・ACアダプター
  • KORG:Pitchblack XS Bass/初心者~上級者までオススメ
  • tc electronic:POLYTUNE 3 Mini/超小型・超軽量のスマート型
  • BOSS:PSA-100S2/ノイズが入りにくい万能ACアダプター

KORG:Pitchblack XS Bass

出典元:イケベ楽器 様(国内最大級の品揃え!楽器を買うなら【イケベ楽器】)

Pitchblack XS Bassベース専用に作られたペダル型チューナーで、
反応が鈍くなりがちな5弦ベースにも対応してます。
「5弦だけ反応しない…」というストレス無くチューニングができます。

大型のディスプレイが搭載されているので、
暗いステージやライブハウスの強い照明光にも負けずにくっきり見えます。
チューニングでモタつかないです。

さらに嬉しいのが、バッファー機能が内蔵されていることです!

💡バッファーとは?
バッファーは音の信号を元気なまま、アンプまで届けてくれる装置です。
楽器の音は長いシールドケーブルに繋いだり、
エフェクターを何個も通過させると劣化して「こもった音」になります。
バッファーを使うと、アンプまで楽器の音を劣化させずに届けることができます。
例えるなら、生鮮食品を運ぶときの防腐剤ような役割です。

Pitchblack XS Bassにはこのバッファーが内蔵されているので、
チューニングしながら音質も守れるという1台2役の優れモノです。

迷ったらこれを選んでおけば、まず間違いないです。

👉 KORG Pitchblack XS Bassの詳細・購入はこちら(イケベ楽器)

tc electronic:POLYTUNE 3 Mini

出典元:イケベ楽器 様(国内最大級の品揃え!楽器を買うなら【イケベ楽器】)

「ライブやスタジオでもサッと正確にチューニングしたいけど軽いものが欲しい」
「でもエフェクターボードのスペースはもうカツカツ……」

そんなベーシストにおすすめなのが、tc electronic POLYTUNE 3 Miniです。

こいつは小さくても超高精度でベースにも対応しています。
手のひらサイズの超小型ですが、5弦ベースにも問題なく反応します。
反応が鈍くてイライラするチューニングのストレスをゼロにしてくれます。

さらに、こちらもバッファーが内蔵されています。
長いシールドを使っても音がこもらないし、他のエフェクターとも相性がいいです。
一番最初に繋ぐだけで「チューナー+音質保護」の両方をまかなえます。

サイズはコンパクトですが、明るい照明の中・暗いライブハウスでも、
問題なく見えるのでチューニングで手間取りません。

とにかく軽くて持ち運びやすいので、服のポケットや、
エフェクターボードの隙間にも余裕で入ります。
小さい・軽いペダル型チューナーが欲しい人にぴったりです!

👉 tc electronic POLYTUNE 3 Miniの詳細・購入はこちら(イケベ楽器)

BOSS:PSA-100S2

出典元:イケベ楽器 様(国内最大級の品揃え!楽器を買うなら【イケベ楽器】)

ペダル型チューナ―を買う前に1点注意!
エフェクターやチューナーは本体だけでは使えません。
必ずACアダプター(電源供給用のケーブル)が必要です。

「ACアダプターにも沢山種類があるけど、どれが良いの?」
「結局、どのチューナーとACアダプターを買えばいいの?」
って初心者はみんな迷ううと思います。

そこでおすすめなのが、BOSS PSA-100S2です。
世界トップのエフェクターメーカーBOSS公式のアダプターで、
日本で売られているほとんどのエフェクターに対応しています。

もちろん、この記事で紹介しているペダル型チューナー
(POLYTUNE 3 Mini / Pitchblack XS Bass)にも使えます!

特に、その他のアダプターとの違いは音質です。
安いACアダプターは「ザーッ」「ジーッ」というノイズが入りやすいです。
BOSS製のPSA-100S2はノイズが乗りにくく、安心して使えます。

電源まわりは意外とトラブルが多い部分です。
「どれを買えばいいのかわからない」
「電源繋いだけど動かない」
そんな心配も、BOSSの正規品を選べば一発で解決です。

電源トラブルに悩むくらいなら、最初から良いものを選んでおきましょう。
迷ったら「BOSS PSA-100S2」を買っておけば間違いなし!

👉 BOSS PSA-100S2の詳細・購入はこちら(イケベ楽器)

初心者にスマホアプリのチューナーは向いてない

「チューナーって無料アプリでいいじゃん」なんて思っていませんか?
確かに、スマホで使えて便利ですよね。

でも、精度が致命的に悪いので初心者には全くおすすめしません。

エレキベースは音が低いので、よほど静かな場所でない限り、
スマホで音をうまく拾えず、正確にチューニングできません。

周囲の音も拾うので、スタジオ練習やバンド練習の時も全く使えません。
チューニングに時間もかかるし、練習効率やモチベを下げます。

「でも、手軽に済ませたいし…」
「初めは、なるべくお金かけたくないし…」
そんな気持ちはとっても良くわかります。僕もそうでした。

しかし経験上、絶対間違いないことですが、
最初から2,000円~3,000円のクリップ型チューナーを買った方が確実にラクで早いです。
チューニングのスムーズ具合は練習のモチベにも直結します。

最初のチューナーこそ、ちゃんと使えるものを選んでおきましょう!

まとめ:初心者のうちはチューナーを使ってゆっくり始めよう

最初のうちはチューニングがなかなか合わなくて、イライラすることもあるかもしれません。
この記事で正しいやり方を覚えたら、何度でもやり直せるし、必ず出来るようになります。

チューニングが合っていないと、どんなに練習しても意味が無いです。
だからこそ、早い段階からチューナーを使ってチューニングに慣れることが大切です。

全然出来なくても、チューナーを持ってない人も焦らなくて大丈夫。
チューナーを付ける → ペグを少しずつ回す → 音が合ったら次の弦へ
ゆっくりでいいので、これを毎日繰り返しましょう。

何回もチューニングしてるとそのうち、
耳だけでもチューニングできるようになります。

チューニングは初期設定です。
これからもベースを楽しむためにもしっかり覚えましょう!

みんなも、ベースやろうぜ!

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